地震保険、加入してますか?(2020年秋号)

今回は地震保険についての話題です。
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震から間もなく10年。それ以降も日本各地で大規模な災害が起きています。すでにご加入中の方も含め、今一度おさらいしてみましょう。

地震保険とは

そもそも地震保険とは、損害保険の一種で地震・噴火・津波による災害での損失を補償するための保険です。
1966年に「地震保険に関する法律」の制定を受けて、国と民間の損害保険会社が共同で運営する制度として誕生しました。
生命保険のように保険会社による保険料の違いがないことが大きな特徴です。
また地震保険は単独での加入はできず、必ず火災保険とセットで加入する必要があります。

火災保険との違い

民間の損害保険会社が提供する火災保険では、原則、地震・噴火・津波を原因とする被害は補償の対象外となっています。
ですので、地震に備えるためには火災保険の加入に加え地震保険もあわせて加入する必要があります。
ちなみに地震保険は火災保険金額の30%から50%の範囲で保険金額を決めることになっているため、住宅の建て替え金額を完全に補償してもらうというよりは、被災者の生活を支援するためにあると考えたほうがよいでしょう。

保険料の改定について

実際に地震保険の保険料がどのように決まるかというと、地域と建物の構造によって決定します。
当たりまえかもしれませんが、地震によるリスクの高い地域はそれだけ保険料も高いということになります。そして鉄筋コンクリートや木造などの建物の構造によっても変わります。
年明けの2021年1月には保険料の改定があります。多くの地域では保険料は上がりますが、大阪など一部の地域では保険料が下がるところもあるようです。

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