為替の基本の基(2022年夏号)

みなさん、こんにちは。
ここ数カ月ほど、円安ドル高が進んでいます。
新聞やインターネットなどのニュースなどで目にした方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、為替に関する基本的な事柄について整理してみたいと思います。

為替レートってなに?

為替レートとは、「日本円とアメリカ合衆国ドル(以降米ドル)」のように、二国間の通貨を交換する際の比率を指します(2022年6月1日現在、1ドルは約129円です)。
「日本円だけで生活しているし、外貨も保有していないので自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、すべての方が日々の生活や働いている勤務先を通じて為替の影響を何かしら受けています。

円安は悪いこと?

円安になると自国の通貨である円の価値が下がるため、海外からものを輸入する場合、円建てでの金額は高くなってしまいます。また海外旅行へ行く方などにとっては、現地で購入するものや、受けられるサービスの値段があがってしまうのでデメリットといえるでしょう。海外旅行に出かけなくてもエネルギーや食料の輸入依存の高い我が国では家計負担が増える影響が出ます。

リスク分散という考え方

この先、為替が円安になるのか円高になるのかを予測することは難しいですがリスク分散の観点から、資産の一部を米ドルなどの外貨でもっておくことを考えてもよいでしょう。その際には、その商品の特徴やコスト(為替手数料など)をよく理解したうえで、無理のない範囲で行うようにしてください。

以上、今回は為替の基本についてまとめてみました。

弊社では、為替に限らずお金に関しての様々なご相談をお受けしています。
ぜひこの機会に、FP個別相談をご検討ください。
今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。