『フラット35』の団信について知っておこう(2018年春号)

全期間固定金利の住宅ローンとして代表的な「フラット35」。2017年10月1日以降の新規申込み分から団信の制度や内容が変更になりましたので、新しい制度について詳しくご紹介します。

フラット35とは?

「フラット35」とは住宅金融支援機構と民間の銀行が提携した形で提供している、全期間固定金利型の住宅ローンです。2017年10月1日以降に新規で申込みをする場合は、他の銀行系と同じく、団信の保険料が金利の中に含まれまれるようになりました。

団信の「保障内容」は?

団信には、「死亡」と「身体障害」の保障があります。「身体障害」では、身体障害者手帳1級あるいは2級に該当した場合などは、保障範囲に含まれます。 たとえば、心臓にペースメーカーを入れることにより日常生活が極度に制限されたり、緑内障などで矯正視力も一定以下しか一定以下しか得られない場合などが保障されることとなります。

 3大疾病付団信には「介護保障」が追加されました

3大疾病付団信を選択した場合には、「死亡保障、身体障害保障、3大疾病保障、介護保障」を受けることができます。 「介護保障」は、要介護2以上に該当したとき、あるいは所定の介護状態に該当し、かつ180日以上要介護状態が継続したと医師が診断した場合が保障の対象です。 新3大疾病付団信に加入の場合には、0.24%の金利が上乗せされます。

住宅ローンを新たに借り入れる際に、金利での差が付きにくいことがありますが、独自の付帯サービスを提供している銀行の住宅ローンもありますので、金利以外のメリットにも注目をして住宅ローンを選択する機会が増えています。 そういった意味でも、住宅ローンごとに異なりつつある「団信」について、その違いを知り、比較検討することはより重要になってきているのではないでしょうか。

もっといろいろ知りたい方は、FP個別相談に申し込んでみてはいかがでしょう。